関東エリアで風情を楽しむ水郷佐原巡り

風情ある水郷佐原の利根川巡り

千葉県の香取市にある佐原は関東三大祭りで有名で、荘厳な屋台や人形をはじめ、伝統ある情緒漂う気品あるお囃子は世界文化遺産にも登録されて知名度も増しています。
多くの観光客が国内外から訪れる中、街中散策もいいですが、近隣を流れる利根川や利根川の主流として風情ある小野川を巡る船の旅もおすすめです。
地上での散策と、船から見上げる形の眺めでは全く光景が異なり、時代をタイムスリップしたような情景を楽しむことができます。

様々なタイプの船があり、小江戸佐原を巡る小野川の観光船や、あやめ祭りで有名な水生植物園で女性船頭さんが櫂で操る嫁入り船のサッパ舟も楽しめますが、お隣の茨城県の潮来エリアから小見川、佐原、神崎を巡る屋形船がおすすめです。
食事を楽しみながらのプランや、春夏秋冬を通じた季節を楽しむプランや地域で開催されるイベントを楽しめるプランが用意されています。

水郷佐原の屋形船の歴史

雄大な利根川に囲まれ古くから水郷として知られる地域の屋形船は、その原型となる船が日本最古の歌集である万葉集にも登場するといわれるほど歴史が古いものです。

利根川は群馬県を出発点として埼玉県、茨城県、千葉県と流れて太平洋へと注ぐ日本で二番目の長さを誇る一級河川で、流域面積は日本一の広さを誇り、坂東太郎という異名を持つ河川の規模としては日本最大級の川となっています。
古くから千葉や茨城の水郷エリアと東京を繋ぐ水運として利用されてきた歴史があり、佐原が小江戸として賑わいを見せたのも、利根川の水運を通じて江戸との物流や交流が盛んだったことが影響しています。
現代では都会とは一線を画しながらも、昔ながらの風情がそのまま残る情緒ある街並みとして商家町の歴史的景観が重要伝統的建造物群保存地区に選定されるなど、小江戸と称された時代が色濃く残されています。

そんな利根川や佐原を刊行する屋形船は、地元の方や地域の会社の方に人気の船で、年末年始の忘年会や新年会や春の歓送迎会、夏の納涼会をはじめ、東京などからやってきた取引先の接待などにも利用されています。
久しぶりに地方から集まる懐かしい仲間との同窓会や、お花見や紅葉狩り、地域で開催される潮来あやめ祭りや佐原の大祭に合わせて観光を楽しむにもおすすめです。
潮来や佐原へは東京から高速バスで1時間半ほどでアクセスでき、お祭りのシーズンには特別の特急列車も運行されるので、都心部からのレジャーにも便利です。

四季を楽しむクルーズプラン

潮来から佐原にかけての利根川クルーズは四季に応じて、季節のイベントや自然を楽しむプランが用意されています。

春には上大橋周辺の桜並木を眺めるコースをはじめ、予約制で夜桜船も運行されます。
小見川城山さくらや5月のつつじ祭、6月の梅雨時期には潮来あやめ祭りに合わせたプランも用意されます。
夏にはヨシキリのサエズリを聴きながら7月の祇園祭を楽しんだり、黒部川イルミネーションを楽しむプランをはじめ、毎年恒例の8月1日に開催される利根川の花火大会を鑑賞する夜のコースも人気です。
また、この時期は釣りファンが県内外から訪れ、ふな釣り船も運行されます。
秋には澄んだ青空の下でハゼ釣り船が出るほか、少し肌寒くなった時期にぴったりの熱々の揚げ立てが食べられる天ぷら船も人気です。

10月には佐原の大祭もあり、お囃子の音色を遠くに聴きながらの周遊も粋です。
冬には地元の方も楽しみにしている、名物こたつ船が運行されます。
屋形船の中に今の方は初めて見るという方も多い懐かしい香りがする長火鉢が置かれ、鉄瓶なども用意されて、寒空の川の上でもポカポカに温まりながら、船の旅を楽しむことができます。